魔王ケイブリス 第一章 『魔王大地に立つ』







  五話 ラング・バウ平原




「うむ? あれかのお・・・?」
 ヘルマン首都、ラング・バウの城壁。小手をかざしているのはヘルマン軍参謀フリーク。
「ふん、爺さんの目は特別だからな。 ・・・俺には何にも見えないぜ」
 フリークの横にはヒューバートが立っている。一時間ほど前、リーザス軍から伝令が届いていた。
 曰く、『二時間以内にラング・バウに入る』。で、二人でリーザス軍が見えるのを、いまや遅しと待っていたのだ。
「む、間違いないぞ。あれはリーザス軍じゃな」
 しばらく地平線を睨んでいたフリーク、どうやら得心がいったようだ。
「隊商かと思ったが、たいした数の軍勢じゃ。あれだけの軍勢、リーザス以外考えられん」
「そうか、どうやら間に合ったらしいな!」
 それを聞き、ヒューバートが明るい声をあげた。
「で、あとどのくらいでここに着くんだい?」
「うむ、そうじゃなぁ。一時間もあれば到着するじゃろ」
「よし、俺はパットンに伝えてくる。爺さんも一緒に行くかい?」
「・・・いや、わしはハンティを待っとる。おぬし一人で行って来い」
 地平に現れた軍勢から目を離さなずに、フリークは答えた。
「じゃ、早速いってくるわ。ハンティが戻ったら爺さんも城に入れよな。ここは寒ぃから・・・風邪ひいちまうぜ?」
 大げさに寒そうな表情をつくり、城内に歩き出すヒューバート。
「はっはっは! 機械のわしに風邪の心配とはのぉ・・・」 
 ヒューバートの姿が扉の向こうに消え、フリークが愉快そうに笑い声をあげた。
「さて、リーザス軍もみえたことじゃし、あとは魔人と戦うだけじゃが・・・」
 冷たい風に吹かれながら思う。
「・・・ハンティの話が本当なら、勝ち目は・・・ふむ」
 敵魔人部隊を偵察してきたハンティのセリフが蘇る。
『はっきり聞こえたわけじゃないけど、凄い魔力の魔人がいてさ・・・《魔王様》って呼ばれてたね』。
「もう少し時間があれば、闘神になる手もあったがのう・・・
 闘神になったところで、相手が魔王なら勝負にもならんが・・・
 お? ハンティか?」
 スードリ17から飛来する影。
「帰ってきたか・・・ さてはて、どんな情報が聞けるか楽しみじゃ・・・」
 半ば自嘲気味に呟くと、フリークは影に向かって大きく手を振った。
 影はドンドン大きくなり、フリークに向かって近づいていった。




「ぐごーぐごー」
 気持ちよさげな寝息。
「ランス王、ランス王?」
 ゆさゆさ
 うし車の中、熟睡しているランスを揺するラファリア。
「ランス王、直にラング・バウです。そろそろ起きられたほうがよろしいのでは?」
「ん・・・くうぅぅ・・・ふあ・・・」
「ラング・バウにつきましたっ。ランス王、起きてください!」
「ちっ、うっせぇなぁ・・・ だぁぁ、起きたぞっ」
「きゃっ」
 ババッと跳ね起き、ラファリアの胸にハイタッチ。
「ら、ランス王?」
「がはははは、寝起きは乳を揉むに限る!」
 すばやくラファリアの背後に回り、
 モミモミ
「あっ、あぅんっ」
「うーん、まだ小さいな。ちゃんと自分でモミモミしてるかぁ?」
「あ、はい! ランス王のおっしゃった通り、毎日寝る前に十分程・・・」
「がははは、偉いぞ、ラファリアちゃん」
 顔を赤らめて流し目をくれるラファリアの頬に、
 チュッ
「あっ・・・」
 軽くキスし、立ち上がる。
「こんどハーレムに呼んでやる。それまでにしっかり胸をでかくしとけよ?」
 魔剣カオスに手を伸ばし、うし車の荷台から顔を出す。目の前には灰色の巨大建造物、ラング・バウ。
 正面にはパットン部隊だろうか、千弱の兵隊がランスを出迎えていた。
 急に黙ってしまったランスの背中。両手を強く握り締め、ラファリアはランスに話しかけた。。
「ランス王、いよいよですね。 ・・・このたびの戦争は厳しいものと覚悟しています。
 けれど、私は絶対にランス王の期待にこたえて見せます! アールコート将軍よりも活躍して見せます!」
 リーザス緑の軍は、ランス直属の部隊。ラファリア隊とアールコート隊を従えた部隊。
 緑の軍が出撃する際には、必ずといっていいほど、ラファリアとアールコートの対立があった。
 もっとも、ラファリアが一方的に対抗意識を燃やしているだけなのだが・・・
 ランスはいままでアールコートの軍を傍に置いていた。けれど、なぜか今回はラファリアを傍に置いたのだ。
 ラファリアにしてみれば『ランスは大事な闘いに際し、アールコートよりも自分を重視した』わけで、
 闘いの前からやる気に溢れていた。
「緑の軍副将として、リーザスの武人に相応しい指揮をお見せします!
 私の指揮がアールコート将軍よりも実戦で役立つ様、しっかりとご覧になってくださいっ」
 高揚した声だ。自分の力を証明する機会に出会い、燃えている声。
 けれど、ランスの返事はラファリアの期待したものではなかった。
「・・・ラファリアちゃん」
「は、はいっ」
「俺様がラファリアちゃんに期待するのはなぁ・・・アールコートちゃんと仲良くすることだ」
「え?」
「おなじ学校で勉強したんだろ? 変な競争心なんか捨てちまえ、二人協力して俺様を支えろ。
 ・・・単独行動に走っても褒めてやらんぞ」
「あ、う・・・」
「ま、そーゆーことだ」
 ランスの視界は、すでにパットン本人を捕らえていた。
 パットン、ヒューバート、フリーク、ハンティ。みんな揃ってお出迎えである。
「・・・」
 ランスの背後で黙り込むラファリア。
 ガラガラ、ガタン
 次第にゆっくりになるうし車、ガタンと音をたてて停止する。
「よし、いくか!」
 俯いているラファリアを尻目に、ランスはうし車から飛び降りる。
 リーザス軍とヘルマン軍の合流は完了した。戦いの時は迫っていた・・・
 




 ラング・バウ大広間。中央にドンと置かれた巨大円卓。
 円卓に腰を下ろすのはリーザスとヘルマンの諸将軍。名前を挙げると、
 リーザス軍
  ランス
  ラファリア・ムスカ
  アールコート・マリウス
  リック・アディスン
  メナド・シセイ
  アスカ・カドミュウム
  メルフェイス・プロムナード
  バウンド・レス
(健太郎はあてがわれた部屋に引き篭もっている)

 ヘルマン軍
  パットン・ミスナルジ
  ハンティ・カラー
  ヒューバート・リプトン
  フリーク・パラフィン
  レリューコフ・バーコフ
  クリーム・ガノブレード

 数年前までは『北の軍事大国』だったヘルマン。けれど、もはやその面影は無い。
 リーザス・ヘルマン戦争でロレックス、アリストテレス、ミネバといった勇将を失い、生き残ったのはこれだけである。
 作戦会議の中心には、フリークがいた。いままでの魔人の動向、偵察隊が仕入れた情報を話す。
「・・・のようじゃな。以上が偵察隊からの情報じゃ。何か質問はあるかの?」

 『まず、簡単に説明するぞ』あらかじめ前置きしておいて話し出すフリーク。
 フリークが話した内容は、ランスが当初予想していた状況よりも、ずっと厳しいものだった。
 魔人が一人、魔物軍が2万と予想していたのだが、どうやら魔人が二人増えているらしい。
 一人は少女のような外見で、もう一人は白い石像のような容姿。
 彼らに対する魔物の態度が極めて丁重であることと、彼らが『〜〜様』と様付けで呼ばれていたことが根拠である。
 魔物軍の数も若干増え、2万二〇〇〇程度になったようだ。魔法部隊が5000、突撃部隊が一万7000といった比率。
 魔物軍はローレングラード、パルナスを踏み潰し、現在スードリ17に向かっているとの事。

「質問ですっ」
 リーザス側から、勢いよく手があがった。ランスの右隣に腰掛けた、緑の軍副将ラファリアだ。
「ふむ。では嬢ちゃんから聞くかの」
 フリークがラファリアに顔を向ける。
「魔人が三名になった・・・とのことですが、何故そんなことがわかるのです?
 新たに出現した存在が魔人だという根拠をお願いしますっ」
 小学校に必ず一人はいるタイプ。とにかく質問して目立とうとするタイプ。
「その魔人が他の魔物を指揮しているというだけで、魔人とみなすのは早計に過ぎます。論拠不足です!
 もっと正確かつ厳密な調査結果を要求します。魔人には通常攻撃が通じません。
 そういった点も・・・たとえば、剣をつきたてて傷がつかない、といった特徴も確認しているのですか? 他にも・・・」
 意気込んで矢継ぎ早に問いかけるラファリア。ランスが見ている事を意識し、不必要に興奮している。
「他にも不審な点があります。そもそも魔人は二十四体しかいないのです。
 新しく現れた魔人、新しい魔人と繰り返すだけで、魔人名の特定がなされていません!
 これはヘルマン側の偵察不足であり、職務怠慢ではありませんか!」
「いや、歴史に記された魔人の、そのどれにも該当しておらんのじゃ・・・」
 フリークが何か言いかけた。けれどもラファリアは止まらない。
「魔物の数についても概算の域を出ていません。
 『2万2000程度』ではなく、『ハニーが1000匹』『ぶたバンバラが1000匹』というような詳細を調べてこそ・・・」
 喋り続けるラファリアにあきれるフリーク達。
 2万を超える魔物軍をモンスター別に数えるなどと、二三日でできることじゃない。
 魔法部隊と突撃部隊の概算を出しているのだから、十分だろう?、と思う。
 言っていることが無茶苦茶だ。と、ラファリアの右隣から声がかかった。
「あ・・・あの・・・先程から、フリーク将軍が何か言おうとなさっています・・・
 だ、だから、いったん質問をやめては・・・どうですか?」
 声の主はアールコート・マリウス。
「なぁんですってぇ!」
 ギロリッ
「ひっ・・・」
「私が大事な質問をしているのが聞こえないのっ! いいところなんだから邪魔しないでっ」
「ごっ、ごめんなさいっ」
 ラファリアがアールコートを睨みつける。
 緑の副将に取り立てられ、だいぶ自信をつけたアールコートだが、蛇に睨まれた蛙状態に。
 と、ラファリアの肩をランスが叩いた。
「? ランス王?」
「あ〜〜、ラファリアもういい、席につけ。お前が話すとややこしくなる」
 つまらなそうに言った。
「え、ええっ?」
 呆気にとられるラファリアには知らん振りで、
「おいアールコート。お前がフリークに質問しろ」
 ニヤリと笑い、アールコートを指名する。
「ちょっ、ランス王!」
「ええい、うるさい! お前は何も言うな!」
「し、しかしっ」
 ランスに取りすがるラファリアに、少しだけ凄んでみる。
「二度とは言わん。だ・ま・れ」
「っ――」
 クイ、とラファリアの顎をつまみ、至近距離で一言。
 さすがのラファリアも黙る。唇をきつく噛み、今にも泣き出しそうな表情に。
「ふんっ。おい、アールコート! さっさと話を進めろ」
 そんなラファリアにニヤニヤしつつ、ランスはアールコートを促した。
「わ、わかりましたっ。で、では私が質問させていただきます・・・
 まず始めに、新たに加わった魔人の特徴をもう一度お願いできますか・・・?」
「そうじゃな。まず一人目じゃが――」
 やっと会話が成立し、ちゃんとした協議が進み始めた。リーザス各人が二人の会話に注目する。
 ランスも余裕な表情でアールコートを見つめている。ラファリアだけは、黙ったままアールコートを睨み続けていた。


 リーザス諸将は驚きを隠せなかった。
 フリークが語った『魔人の特徴』は、一人目がピッチリした服を着込み、傍らに一つのガーディアンを伴う魔人。
 二人目が、いつも単独で上空を飛びまわっている魔人。
 まるで、サテラとメガラスではないか。
「・・・では、フリーク将軍は、サテラ殿とメガラス殿がリーザスを裏切った、と?」
「そう考えるのが自然じゃろ? さっきまで確信はなかったが・・・
 リトルプリンセスが攫われたうえに、リーザスから二人の魔人がいなくなったなら・・・これで決まりじゃろ。
 辻褄も合うわい。どうやら魔人は一枚岩になったようじゃな」
「・・・はい。ということは、我々はすべての魔人と戦わなければならないんですね」
「ふぅむ、やはり・・・そうなるのかの。しかし、そこまで視野を広げる前に、正面の敵に集中じゃ。
 今するべきことは、侵攻する三人の魔人を止めることじゃよ」
「・・・たしかに」
 それまで黙って聞いていたリックが、初めて声を出した。
「たしかに我々すべきことは、迫る魔物を撃退すること。しかし、ただ撃退するだけでいいのでしょうか?」
「む?」
「撃退するだけでは、魔人の数は減りません。魔人の息の根を止めることも考えなければ」
「むうぅ・・・ しかしじゃ、いま魔人と戦えるのはランス王と健太郎殿の二人しかおらんのじゃぞ?
 しかも健太郎殿に期待できない現状ではのう。魔人を殺すところまで追い込めるかどうか・・・」
 難色を示すフリーク。と、広間に高笑いが鳴り渡った!
 広間に溜まっていた暗いムードを突き破る声。ふんぞり返って笑うランス。
「がはははは! なぁにしけたこと言ってるんだ。爺さん、俺様の実力を忘れたのか?
 俺様は天才で無敵なのだ。一対一ならどんな魔人も片付けてやるぞ!」
「し、しかしランス王――」
「いまさら言うまでもないが、防衛だけならお前らでもできる。俺様がわざわざ出向いてきたのは――」
 一息いれて、
「生意気な魔人をぶっ殺すためだ! 俺様の国に攻め込んだ代償は身体で払ってもらう。
 サテラとメガラスは予定外だが・・・裏切ったんなら同罪だ。たたっ斬ってやる!」
 ランスがヘルマンを『俺様の国』といったことが、パットンにはカチンときた。
 けれど、ランスはこういう男だから、いちいち怒ったりはしないのだ。
「じゃが、敵は相当な大群じゃぞ。わしらの予定じゃと、スードリ17に拠って敵を跳ね返すつもりだったんじゃ。
 拠点防衛に専念してじゃな、例の魔人を観察してから反撃に出る」
「けっ、お前らそんなこと考えてたのか? 却下だ却下、防衛なんか話にもならん」
 心底あきれた様子で、肩をすくめるランス。そんなランスにパットンが疑問をぶつけた。
「けどさ、敵のほうが数が多いんだろ? そういう時は、正面からぶつかったら損だって聞いたぜ?
 平野とか、広い場所だと数がものを言うんだろ? だったら狭い場所で迎え撃つ方がいいんじゃないのか?」
「ふんっ、これだからお前は馬鹿なんだよ。アールコート、説明してやれ」
「えっ、は、はい」
 アールコートはおずおずと説明する。
「敵は番裏の砦を破壊するほどの魔力を持っています。信じられないですが、これは事実と思われます。
 である以上、拠点に兵力を集めれば・・・拠点ごと吹き飛ばされてしまうでしょう。
 むしろ平野に軍を展開し、兵士の密度を薄くするべきです。これは用兵の原則とは正反対ですが・・・」
 ランスはウンウンと頷いて、アールコートの後を引き取った。
「ってわけだ。防衛戦で食い止められる相手じゃねぇんだよ。
 だいたいなぁ、コルドバでとめられないんなら・・・誰がやっても止められねー」
「な、ならどうすりゃいいんだよ!」
 たまらずパットンが声を張り上げた。防衛が効かない敵? そんなの反則だ・・・
「魔法球をうったのは、例の魔人に間違いない。だったら――」
「だったら?」
 パットンは身を乗り出してランスを見つめている。ランスはといえば、大きく貧乏揺すり。ゆーらりゆらり。
「――そいつをぶっ殺すだけだ。はなっからこれしか方法はない」
 誰もランスに反論しない。いや、できない。
「お前ら全員で魔物をひきつけ、俺様が一騎打ちでけりをつける・・・ってつもりだったんだが――」
 ゆーらゆーら
「サテラも、メガラスもいるのか。ちっ、めんどくせえな」
 ゆーらゆーら
「ふんっ、まぁいい。戦いの格子は変らないさ。要は俺様が例の魔人を倒せば終わり、ジ・エンドだ」
 ゆーらゆーら
「逆にお前達がへなちょこなせいで、俺様が魔人まで突っ込めなかったとする。
 そん時は、俺様達の負けだ。分かりやすいだろ? なぁクリーム」
 ヘルマン屈指の用兵家に水を向ける。
「・・・そうですね。私もランス王と同じ意見です」
「フリークは、どうだ? まだ防衛戦にかけるつもりか?」
 一座の最年長者にも水を向ける。フリークの顔は金属なので表情はあらわれないけれど、
「・・・おまえさんにその覚悟があるんあら、わしはなーんも言わんよ」
 表情があれば、苦笑いをしているだろう。ランスは円卓をぐるりと見渡した。
 皆、ランスに同意したようで、反論の出る気配はない。もっとも反論があっても黙殺するつもりではあったが・・・
 ウンウンと頷くと、再びフリークに話しかける。
「なら、あとは軍の配置を決めればおしまいだな。おい、この辺りの地図はないか?」
「おお、それならここにあるぞい――」
「戦場予定地はどこだ――?」
 フリークが机の上に地図を広げる。それまで話に加われなかった面々も、徐々に寄って来る。
 皆があれこれ言いながら、地図に印が書き込まれていった。
 




 フリークが地図を取り出してから三十分後。
 広間には、もう誰もいない。図面の上には各部隊の印がみっちり書き込まれていて、どうやら配置もきまったらしい。
 戦いは、明日。現在スードリ17とパルナスの中間地点で停止している魔人軍に、こちらから戦いを仕掛ける予定。
 戦場は、ややスードリ17よりの、『ラング・バウ平原』に落ち着くだろう。
 この地図が立体をなす地形において、この地図にかかれた駒たちが、いったいどんな戦いを繰り広げるのか?
 神ならぬ人類には、知るすべはないのだ――― 
 さきほどまで協議していた各人は、皆、自室に引き取っていた。
 なにしろ明日。明日、人類の未来を決める戦いが始まるのだ。
 魔人に勝てればそれでよし。けれど、自分達が負けて、魔人を食い止める術が失われた場合・・・
 再び、魔人による人類支配が完成するだろう。
 事ここに至り急激に高まる緊張感。おのおのが、それぞれのやり方で、最後の夜を過ごしていた。





 ・・・あとがき・・・
 SS 魔王ケイブリス 五話です。
 前振りばかりながくなってしまい、まだ戦いが始まりません。次回も戦い前夜です。
 まぁ、のんびり、気長にかけたらいいなぁと思ってます。これからもよろしくお願いします。(冬彦)
 






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