LP5年 宇宙の旅




第二話



(ランスとあたしが『チューリップ100号』に乗る・・・
 そして、二人っきりでどこまでも高く飛んでいくんだ。誰も追いつけないくらい高いところへ・・・)
 もしそうなったら、心の底から微笑むことができるだろう。いや、想像しただけで笑みがこぼれるマリアがいた。
 ついさっきまで真剣に悩んでいたのがどこかにいってしまったような。幸せそうな顔で、自室のある廊下にでる。
 と、正面から来たのはピンク髪の少女。
「あっ、マリアさん。こんばんは、いままでお仕事ですか?」
「うん、いろいろ手間取っちゃってね。シィルちゃんは? こんな時間にどこ行くの?」
「ええっと、久しぶりにランス様が帰ってるらしいんで、そのぉ・・・」
 俯くシィルの手に収まっていたのは、桶に手ぬぐいに石鹸。誰がどう見てもお風呂セットだ。
「お風呂に入るんだ?」
「あ、はい!」
 ニッコリ、嬉しそうに笑うシィル。
 シィルとすれば、取り立てた理由なしに笑っただけだろうけれど、マリアから見ると、なんだか眩しい笑顔だった。
「どうしよう、あたしもはいろっかな・・・?」
(ランスが帰ってきてる・・・ じゃあ、もしかしたら・・・って、あたしなにを考えてんのよっ!)
 ランスが帰ってきていると聞いて、ついつい思考が先走ってしまった。
 さっきまでランスのことばっかり考えていたからだろう。思わず赤面するマリア。
 と、急に自分の身だしなみが気になった。
 ロッカーで着替え、軽くシャワーを浴びたとはいえ、一日中油にまみれて作業していたのだ。
 やっぱり汗は残っているだろうし、手だって油っぽいかもしれない。
「だったら一緒に入りませんか? 背中の流しっこができますし」
「えっ、あ、うーん。どうしようかな・・・ よし、ちょっと遅いけど、入っちゃおう」
「じゃ、ここで待ってます」
「うん、ごめんね。すぐに戻ってくるからね」
「ええ」

    ・・・

 それから一分もたったろうか、二人並んで浴槽にむかうマリアとシィルがいた。
「それにしても、ランスが帰ってきたのも久しぶりよね」
 この二人に共通の話題といえば、どうしてもランスのことになってくる。
「ええ、そうですね。まだお顔を見てはいないんですけど、親衛隊の方が見かけたらしいですよ」
「ふ〜ん、そうなんだ」
「怪我をされた様子はなくて、とても元気そうだった・・・そういってました。 ・・・本当によかったです」
 そういったシィルの眼は、まるで母親が息子の無事に安堵する瞳。
(・・・シィルちゃん、いい顔してる・・・)
 思わず横顔に見とれるマリア。
(あたしは自分の研究ばっかりで、ランスの心配なんかしてなかった・・・
 ランスのことは毎日考えてるのに、ランスが怪我なんかするはず無いって、勝手にそう思ってた)
 それなのに、最もランスを信頼しているシィルは、ランスの無事を喜んでいる。
 いいかえれば、ランスが傷を負うことを恐れている。
「? なんですか? なにか顔についてますか?」
 自分を見ている視線に気付いたシィルが、キョトンとした顔でマリアを見つめる。
「えっ、ううん、なんでもない」
 視線がぶつかり、目をそらしながらマリアは答えた。
「ふふふ、変なマリアさん」
「あは、あははは・・・」
 そうこうするうちに、二人はお風呂場についていた。リーザス城女湯。
 女性なら誰でも入れるというわけではなく、ランスが許可した人間だけが入ることが出来る。
 まぁ、若くて美人だったら入ってもいいのだ。いつもは何人か先客がいる。けれど、この日に限っては、
「私達二人きり、みたいです」
「もう大分遅いから、みんな出ちゃったんだ。ラッキーッ」
 誰も入っていなかった。脱衣籠を引っ張り出して、着替えるマリアとシィル。
「え、マリアさんって、お風呂でも眼鏡は外さないんですか?」
「ううん、曇っちゃって痛むからね〜。ちゃんとはずして入るわ。入る直前まではつけてるけど」
「そうなんですかぁ。大変ですねー」
 他愛の無い会話。
「シィルちゃんだって、髪の毛とか大変なんじゃない?」
「そんなことないですよ。マリアさんみたいにストレートにしなくていいですから」
「そう、そうなの! 長いと面倒ったらないのよね」
「そうだと思います。 あっ、もうこんな時間」
「えっ、あ、ほんとだ」
 脱衣所の時計は十時半を指していた。ここのお風呂では、十時でもって魔法温水器が停止する。
 そのため、十時以降しばらくの間はお湯もでるが、そのうち水しか出てこなくなる。
「早く入りましょう」
「そうね」
 チャッチャと着替え、服を畳んで籠に入れる。湯殿を仕切るすりガラスをあけ、洗い場に足を踏み入れる。
 湯船に浸る前に、二人ともシャワーで体を洗う。と、ちょっとした違いにマリアが気付いた。
「あれ? シィルちゃんの石鹸、かわってるね。リーザスの支給品じゃないんだ?」
「ええっと、これですか? はい、そうです」
 シィルが使っているのは、どこかちびている赤みがかった石鹸だった。
 ちなみにマリア達が使っているリーザス支給石鹸は真っ白。大きさも、それなりに大きくて立派な品だ。
「シィルちゃんはこの石鹸もってないの? すっごく使いやすいわよ」
「いえ、私はこれでいいんです」
「ふ〜ん。それって、特別な石鹸だったりするんだ?」
 真っ白な泡に包まれながら、何気なく尋ねるマリア、
「はい。ランス様が好きだっていってくれた石鹸なんです」
「えっ?」
「匂いとか、色とかが気に入ったって・・・ それからずっと使ってるんです」
 石鹸を見つめ、シィルは頬を染めていた。
 初めて石鹸をつかって『泡踊り』をさせられたことでも思い出しているんだろう。
「へ、へぇ〜。そうなんだ」
(シィルちゃんは、ランスの石鹸の好みまで知ってるんだ・・・)
 素直にうらやましいと思う。
「ねえ、その石鹸ちょっと使わせてくれない?」
「え? あ、いいですよ。はい」
 わいわいと体を洗う二人。と、いつのまにか、すりガラスの向こうに新しい影ができていた。
「ありがと。ふーん、確かにいい匂いがする」
 シィルがいうところの『ランスが好きな石鹸』。たしかにピンク色っぽくて、どこかシィルの香りが漂うような。
 もっとも、『シィルの匂いがする赤い石鹸』ではなく、『赤い石鹸の匂いが染み付いたシィル』ではあるが。
 と、マリアが石鹸に気を取られている時、シィルが脱衣所を見ていった。
「あっ、誰かきたみたいですね」
「ん?」
 人の影に気付いた二人。
(こんな遅くに来るなんて、誰だろう?)
 マリアが首をかしげた時、隣からは声が上がる。
「ランス様、ランス様ですよね?」
 ガラガラガラー
 開け放たれたすりガラスからでてきたのは、
「がはははは!」
見慣れたハイパー兵器だった。

   ・・・

「おうシィル、丁度いいとこにいるな。褒めてやるぜ、わははは」
 湯殿に入ってきたのはランスその人だった。本当なら、男湯に入らないといけない。
 けれどもランスは当然のように女湯に入り、誰も文句を言わないのである。
「ランス様、お帰りになってたんですね! お怪我も無いようで、何よりですっ!」
「がはははは、俺様が怪我なんてするわけ無いぞ。魔人ごとき、俺様の敵じゃないぜ」
 ガシガシ
 シィルの隣にドカッと座ると、シィルの頭を強く撫でるランス。
 撫でている方も撫でられている方も、共に会心の笑顔だ。
 超がつくほどの近眼であるマリアは、二人の表情を見ることは出来ない。
 けれど、二人がかもし出す雰囲気はひしひしと伝わってくる。
「ええっと、ランス?」
 多少の気後れを払って声を掛ける。
「あー、誰かと思ったらマリアかぁ。久しぶりだな、元気してるか?」
(『誰かと思ったら』、か。シィルちゃんは一目で分るのに、私は声を聞かないとわかんないの?)
 ランスの返事にちいさな違和感を覚える。
「う、うん。ランスも元気そうで、よかった」
「そーかそーか。ところで、シィル! 久々にお前の泡踊りが見たいぞ」
 マリアに生返事をして、すぐにシィルに向き直るランス。
「えっ・・・ あ、あの、いますぐですか?」
 クシャクシャにされた髪の毛を押さえながら、おそるおそる聞き返すシィル。
 ポカッ
「馬鹿。せっかく風呂に入ったんだ、泡踊りは基本だろうが」
「で、でもマリアさんがぁ・・・」
 久しぶりにランスに殴られ、涙目になりながら返事をする。
「ちっ、マリアがいるからなんだってんだ。こんな奴気にするな。ほら、さっさとしろ!」
「ひんっ・・・わかりました」
 楽しそうなランスとシィルの会話。
 そんな会話を横で聞きながら、マリアの耳に残ったのはランスの一言、『こんな奴気にするな』。
 普段のマリアだったら、サラッと流せていただろうけれど、今日のマリアには聞き流せない言葉だった。
(あたしって、ランスにとって『こんな奴』なの? ランス、それってどのくらい本気なの?)
 マリアの横では、体中に泡を塗りたくったシィルが、ランスの背中に体を押し付けている。
「よいしょ、よいしょ」
「うむ、上手だぞ。褒めてやる」
「ありがとうございます、ランス様」
「次は右手だ。ちょっと油で汚れちまったから、念を入れて洗うんだぞ」
「はい、ランス様っ」
 マリアのすぐ側で、エッチな行為に励む二人。マリアが横にいることなど、まるで気にしていない振る舞い。
(う・・・ なんだかランスに無視されてるみたい・・・
 ううん、そんなこと無いわっ。ランスはもともとこんな奴だもんね)
 確かにランスはこんな奴だ。自分の性行為を男に見られるのは嫌うけれど、女に見られる分にはノープロブレム。
(でも、なんでだろう? ランスとシィルちゃんを見てると、胸が痛い・・・)
 チラッと横を見る。右手は終わったんだろうか、ランスの左手にシィルの胸が押し付けられている。
「んしょ、んしょ・・・あうぅ、ランス様ぁ。やっぱり恥ずかしいですぅ」
「なんだよ、いっつもやってることだろ。マリアだったら気にすんな。俺様に集中してればいいんだ」
「でも、でもでも・・・」
 ポカッ
「ひんっ」
「マリアなんか気にするなって、何度も言わせるな!」
「は、はいぃ」
(ランス、また『マリアなんか』っていった)
 気にしないでおこう、聞かないでおこうと思っても、この距離だ。聞きたくない言葉が否応にも飛び込んでくる。
(あたし、今日はどうかしてるかも・・・ いままで平気だった言葉が、なんだかチクチクする。あはは、はは・・・)
 裸で触れ合うランスとシィルを見ているかもしれない。
 いままで、二人が仲良く歩いたり、抱き合ったりするシーンは見てきた。
 けれど、こうもあからさまに肌を重ねるところは初めてである。
 そこにはリラックスしきっているランス。シィルに自分の体を預けきっているランス。
(あたしと一緒の時は、ランスはああじゃなかった・・・ もっと激しくて、あたしを全部飲み込んじゃいそうだった。
 眠ってる時を別にしたら、あんな顔してるランス、はじめて見る・・・)
 気持ちよさそうにして、シィルに体を洗わせているランス。
 シィルの表面で泡だっているのは、さっきの赤い石鹸だ。と、一通り洗い終わったのだろう、
「ランス様、終わりました」
「うむ、まあまあだった。そうだな、80点だ」
「ありがとうございます」
「お湯が冷たくなってきたから減点だ。体も大分冷えちまったぜ。それじゃあ、湯船につかるとするか!」
「はい、ランス様! ・・・あの、マリアさんも、そろそろ湯船に入りませんか?
 シャワーから出てるの、もう水だと思うんですけど?」
 下から覗き込むようにしてマリアを見つめる。
「えっ? きゃっ! つ、冷たいじゃない!」
「大分前から冷たかったですけど」
「そ、そうなの? あ、ありがと、気がつかなかった・・・」
「マリアさん、大丈夫ですか? 体、きっと冷えてますよ。はやく湯船にいきましょう?」
「ええ、と。そうね、早く温まりたいもんね」
 シィルとマリアが喋っているうちに、
 ザッパーン
 思いっきり湯船に飛び込む馬鹿一人、
「うわったぁ、アチアチアチッ! こら、シィル熱いじゃないか!」
 めちゃくちゃなことをいっている。
「さっ、マリアさん。私達もいきましょう」
「うん・・・」
 ランスに続いて二人も湯船に向かっていった。

   ・・・

「なあ、マリア。なんかあったのか、元気ないぞ?」
(さっき更衣室で見たときは、もっと顔色もよかったし、背筋もピンとしてたのに)
 浴槽の隅で体育座りをしているマリア。ランスに背中をむけ、顔を壁に向けている。
「研究でつまずいたりしてんのか?」
(なんだなんだ。元気のないマリアを脅かしたって、面白くもなんとも無いぜ)
 シィルは洗い場で自分の体を洗っている。
 さっきまではランスを洗ってばかりで、自分の髪とかは洗えていなかったからだ。
 というわけで、湯船にはマリアとランスが二人っきり。
「おい、話しかけてやったんだから、何か答えたらどうだ」
 と、ランスが水を向けたとき、ポツリとマリアが口を開いた。
「ねぇランス。新しい発明が完成したの」
「んああ? 完成したのか?」
(研究でつまずいたんじゃないのか。だったら、なんでこんなに暗いんだ、ったく)
 生返事を返すランス。
「でね、今度の『チューリップ100号』はね」
「んあ」
 鼻くそホジホジまるめて、
 ポイ
(ま〜たマリアの発明自慢か、ふう)
「ヒララエネルギー極限圧縮装置と、ヒララコンバータを組み合わせた・・・」
「よーするに、何が出来るんだ?」
 ポキッ
 マリアの話が、音を立てて腰を折られた。
「・・・高く飛べるの。空よりも高く、宇宙まで飛んでいけるの」
「ふーん」
 生返事。すでに聞いてない。
「飛ぶためにエネルギーを使いすぎるから、中に入れるのは二人、かな」
「ほうほう」
 同じく生返事。まったく聞いていない。
「ランスは宇宙から大陸を見てみたいって・・・思ったこと無い?」
 それまで俯いていたマリアが顔を上げる。声のトーンもどこか力がこもっているような。
「大陸全部が一目で見渡せるの。ひょっとしたら、別の大陸が見つかるかもしれない!」
「へーえ」
 生返事。
「あたしの夢なの。遠く宇宙まで飛んでいく!
 ひょっとしたら帰ってこれないかもしれないけど・・・そのときは、ごめんなさい」
 最後の部分は、微妙な震えを帯びた口調だった。そう、まるで何かを期待するような・・・
「おーおー」
 そんなマリアの口調に気付くランスではない。さっきと同じ生返事だ。
 ただ、これはマリアにとって、まったく予想しない反応だった。
「・・・え?」
 さっきまでのランスの口調を正確に聞き取っていれば、ランスが話を聞いていないことはすぐ分る。
 けれども、マリアは喋ることに夢中で、ランスの口調にまでは気を回していなかった。
「ランス? ・・・いま、『いい』っていったの? ・・・止めたりしないの?」
「ふん」
 マリアの声が、明らかに震えている。
「ホントに・・・? 本当にいいの・・・? ホントに止めないの?」
「んー? なんだ、泊めて欲しいのか? 俺様の部屋に泊めて欲しいんなら、泊めてやらないことも無い」
 マリアの話をまったく、これっぽっちも聞いていなかったランスは、この時点で大きな勘違いをしていた。
 『止める』と『泊める』を勘違いしていたのだ。
 この勘違いは、ランスにとっては「あ、間違えてた」で済むかもしれない。
 けれど、マリアにしてみれば看過できない発言を生み出していた。
「そ、そんなことじゃない・・・ あたしが何も・・・何も言わなかったら、ランスはあたしを止めたりしないの?
 『そんなことやめろっ』って、いってくれないの?」
「・・・? やけにしつこいな。だから、泊めて欲しけりゃ泊めてやる。何もいわなかったら・・・泊めたりはしない。
 だいたい、なんで俺様がマリアを泊めたりするんだ? そんなのあたりまえだろ?」
(さっきから、コイツなに言ってんだ? 『泊めろ』だとか『泊めてくれない』だとか・・・ なんだか声も震えてるし)
「おいマリア、お前さっきから・・・」
 ぐるりと振り返り、ランスはマリアに文句を言おうとした。
 しかし、マリアの顔を見つめたとたん、『お前さっきから何を言ってるんだ』『意味が分らん』
 といった言葉は喉の奥に引っ込んでしまう。
 ランスに映ったのは・・・ボロボロと涙をこぼす青い髪の少女。顔をグシャグシャにしてランスをじっと見つめるマリア。
 眼鏡をつけていないせいか、一瞬『本当にマリアか?』と疑ってしまうくらい、普段と違う顔をしていた。
 余りにもマリアらしくない表情で、よく見ると変に愛嬌がある。そんな顔をまじまじと見つめたランスは、
「ぷっ、く、く・・・」
「・・・」
「だぁーっははは! がはっがははは! な、なんて顔だよ! あは、あはは」
 数秒間の沈黙の後、湯船の中で大笑いしていた。
「っ!」
 洗い場の方からシィルの声が聞こえる。
「ランス様? どうかしたんですかぁ?」
 シィルの声が届くか届かないかのうちに、マリアは湯船から飛び出していた。
 マリアの背中から聞こえてくるのは、ランスの笑い声。
「がはっ、がはははは! ひー、ひーひーっ。あははは」
 泣きはらした顔のまま、脱衣所に走るマリア。と、
「マリアさん? お風呂で走っちゃ危ないですよ!」
 シィルの声。ランスの声も、シィルの声も聞きたくない。
 ガラッ
 すりガラスの引き戸を開き、自分の籠を引っ張り出す。
「ううっ、ぐじっ、ぐずっ・・・」
 タオルで自分の顔を拭き、お湯と涙をふき取るマリア。手探りで眼鏡を探し、すぐに掛ける。
 掛けた傍から涙で曇り始める眼鏡。続いて着替えの洋服・ズボンを着込み、そこにある自分の荷物を掴む。
 そして、まるで逃げるように女湯を飛び出していった。
 

 後に残されたのは、訳が分らずに呆然とマリアを見送るシィル。それと、浴槽で馬鹿笑いしているランスのふたり。
 どちらも、マリアの気持ちにはまったく気付いていなかった。




・・・あとがき・・・
 SS LP5年宇宙の旅 中篇です。
 このSSを書いた動機は『マリアラブ』だからなんですが、
 自分としては『チューリップ100号』のスイッチはマリアにおして欲しかったんです。
 それで、マリアが精神的に追い込まれる過程を書こうと努力しては見たんですが・・・
 くくく、苦しい、苦しすぎる・・・ 人が悩むというシーンは、難しいです。
 いよいよ、マリアが旅立ちます! その傍にランスはいるのかいないのか?
 マリアはいったいどこへ行く? ってな感じにしたいと思ってます。
 次回も、どうかよんでやってくださいっ! (冬彦)






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